唇にできる「シミ」の原因とは?黒い点は消すことはできる?

close

唇にできる「シミ」の原因とは?黒い点は消すことはできる?

「シミ」と言うと、お肌にできるものとイメージする人が多いかもしれません。

シミについて相談する(無料)>

シミ・シワの治療を詳しく知る >

しかし実際は、お肌だけでなく唇などの部分にも黒い点のシミができるケースもあります。

唇のシミは目につきやすく、周りの人からどのように見られているか気になってしまうのではないでしょうか。

今回は唇にできたシミに注目して、目立たなくさせる方法からレーザー治療のメリット、治療に関するよくある疑問まで幅広くご紹介していきます。

新宿美容外科クリニック 皮膚科医 戸枝幹夫

記事監修者
新宿美容外科クリニック 美容皮膚科医

戸枝 幹夫

専門は美容皮膚科。脱毛やお肌の悩みについて、スタッフと連携しながら、常に新しい技術を探求して取り入れており、スキンケア分野で進化し続ける美容皮膚科医を目指している。
患者さまによって肌状態は様々であり、一般的に対応できるアプローチでも、場合によってはやめた方が良い場合も有るので、患者さまの抱える悩みをしっかり伺ったうえで、ベストな方法を提案するよう取り組んでいる。
コメント:治療のメリットだけではなく、デメリットも包み隠さずご説明しております。デリケートな悩みも、どうぞお気軽にご相談ください。

唇のシミができる原因

唇にできるシミにはいくつかの原因と種類があるのです。実は多くの原因がありますが、今回は代表的な原因を紹介します。

紫外線・刺激・摩擦

ある日、鏡を見たとき唇にシミのような、ほほくろのような黒いものができていて「これはなに?」と首をかしげた……という経験のある人は、案外多いものです。

シミというとお肌にできるというイメージがあるかもしれませんが、紫外線を浴びたり、刺激や摩擦を受けたりすることで唇にできることも十分ありえるのです。

紫外線などの刺激は日常生活の中でどうしても受けてしまうものであり、完全に受けない状態にいることは簡単ではありません。

さらにお肌と違い、毎日のケアが怠りやすい部分であることから、唇のシミはできやすくなってしまうのです。

保湿をはじめとしたセルフケアを徹底すればできにくくなる、目立ちにくくなるケースもありますが、時間や手間がかかってしまうことは覚悟しましょう。

静脈湖

さらに実はシミではなく「静脈湖」と呼ばれるできものの可能性があります。

静脈湖はちょっとした傷や加齢などが原因となり、毛細血管が広がることでできてしまいます。

唇のほかにもお肌や耳などみられるケースもあり、自然に治ることはほとんどありません。

こうしたケースでは、セルフケアではなく医療機関のレーザー治療を検討することをおすすめします。

唇のシミを消す方法:レーザー治療がおすすめ

紫外線などが原因の唇のシミは、保湿をはじめとしたセルフケアを徹底すればできにくくなる、目立ちにくくなるケースもあります。しかし、時間や手間がかかってしまうことは覚悟しましょう。

また、静脈湖が原因で唇のシミができている場合は、自然に治ることが難しいため、唇のシミを抑えたいときはレーザー治療がおすすめです。

唇のシミの対処法 必要な時間 手間
セルフケア 目立ちづらくなるまで、時間がかかる 継続的なお手入れが必要
医療レーザー治療 1回程度 手間はかかりませんが、1週間程度のダウンタイムがあります

シミの改善につながるレーザー治療とは?

医療クリニックで施術を受けられるレーザー治療は、医療用レーザーマシーンでレーザーを照射するとシミなどの黒ずんだ部分にだけ反応し、目立たない状態へ導いてくれる施術です。

レーザー治療には、主に以下のレーザーを使用します。

  • Q-YAGレーザー
  • Qスイッチレーザー
  • アレキサンドライトレーザー

レーザー治療は幅広い治療で使用されています

レーザー治療はシミや静脈湖だけでなく、そばかす、にきび、イボ、あざ、肝斑(かんぱん)のように幅広い治療に活用されています。

さらに、お肌の色が違う部分にだけピンポイントに反応することから、刺青やリストカット跡のように「消したいけれど自然治癒が望めない跡」を目立たなくさせたいときにもレーザー治療が用いられます。

シミについて相談する(無料)>

シミ・シワの治療を詳しく知る >

唇のシミに医療レーザー治療をするメリット

「医療レーザー治療」と聞くといかにも仰々しい印象で、なかなか気軽にチャレンジしにくいと感じてしまうかもしれません。

しかし、幅広い治療に活用されている医療レーザー治療は唇のシミを抑えるのにおすすめできる理由やメリットが3つあります。

気になる箇所だけ施術ができる

レーザー治療は、その名の通り気になる部分にだけレーザーを照射します。

そのため気になる部分にだけピンポイントに働きかけることができ、健康な皮膚に影響を与えにくくなります。

唇のシミの場合、気になるシミだけを取り除き、きれいに見えるように導いてくれるのです。

施術回数が少ない

さらにレーザー治療は、くりかえし施術が必要になるほかの美容治療とは異なり、一度の施術でも効果を期待できます。

何度もくりかえし通院する必要がないため、お忙しい方にもおすすめの施術です。

ダウンタイムが比較的短め

施術後のダウンタイムも比較的短く、治りが早いことも魅力です。

Q-YAGレーザーをはじめとした医療レーザー治療を行ったあとは「ダウンタイム」として、施術による痛みや腫れ、赤みが落ち着くまでの期間があります。

レーザーによる唇のシミの改善治療を行った際のダウンタイムは、通常3~5日ほどかかります。

施術後の3?5日の期間には痛みや腫れが見られるかもしれませんが、一週間もすれば次第に落ち着いていくはずです。

唇という目立つ場所ではありますが、周りの人にバレないように治療したいという人にも医療レーザー治療はおすすめできます。

シミ・シワの治療を詳しく知る >

唇のシミ取りに使用される主なレーザーの種類

唇のシミ取りには医療レーザー治療がおすすめですが、ここでは主に使用されるレーザーの種類についてご紹介します。

レーザーにはそれぞれ特徴があるため、シミの状態などに応じて使い分ける必要があるのです。

Q-YAGレーザー

YAGレーザーは、シミのメラニン色素に反応するため健康的な他の肌へのダメージを抑えることができるレーザーです。

唇のシミのほか、ほくろ、そばかす、タトゥー、あざなど幅広い施術に使用されています。

Qスイッチレーザー

シミ取りで医療レーザーを使用する際は、照射時間が短いレーザーを使用します。Qスイッチレーザーは、短い照射時間で、メラニンを狙った照射が可能です。

Q-YAGレーザーと同様に、シミ、ほくろ、そばかす、あざなどの施術に使用できます。

詳しくはこちらの『QスイッチYAGレーザー』もあわせてご覧ください。

アレキサンドライトレーザー

肌の浅い箇所へのシミはアレキサンドライトレーザーを使用することもあります。アレキサンドライトレーザーでは短い波長を使用するため、浅い箇所にあるシミに使用します。

ただし、日焼けなどで肌が黒い場合は熱を感じやすいため、この場合はQ-YAGレーザーなどを使用します。

医療レーザー治療を受ける主な流れ

唇のシミ取りで医療レーザー治療を受ける際の主な流れをご紹介します。

1.カウンセリングの予約を入れる

唇のシミに関するご相談などは、カウンセリングでお伺いします。

そのため、まずはカウンセリングの予約を入れましょう。ホームページや電話、LINEなど、ご都合のよい方法から予約を入れます。

なお、未成年の方は、親権者の方の同意と同伴などが必要となりますので、ご注意ください。

2.カウンセリングを受ける

カウンセリングの予約が取れたら、予約時間に来院しましょう。

カウンセリングでは、唇のシミに関するお悩みやご希望をお話ください。また、おすすめの施術方法や料金、ダウンタイム、注意点など気になるポイントはたくさん質問しましょう。

そして、施術を受ける場合、施術の予約を入れます。

3.施術を受ける

予約の時間になりましたら来院し、施術を受けます。ダウンタイムの期間を考慮して、施術を受けるとよいでしょう。

4.アフターケアを受ける

一般的に、アフターケアも施術料金に含まれていますので、施術後に気になる点があれば相談しましょう。

大切な唇に関することですから、アフターケアも丁寧に対応してくれる美容クリニックで施術を受けることをおすすめします。

医療レーザー治療に関するよくある質問・疑問

最後に、唇の医療レーザー治療に関するよくある質問や疑問にお答えしていきます。この他にも不明点がある場合は、カウンセリングなどで質問するとよいでしょう。

Q.レーザー治療は何回の通院が必要ですか?

唇のシミ取りは、1回程度の施術回数となります。ただし、個人差がありますので、詳しくはカウンセリングでご確認ください。

Q.レーザー治療で痛みはありますか?

レーザー治療による痛みは「輪ゴムで弾かれるような痛み」と例えられることが少なくありません。

耐えきれないほどの強い痛みを覚える人は少なく、ほとんどの場合施術の際の麻酔も必要ありません。

もちろん多少の痛みや熱はありますので、治療のあとにはしっかり冷却時間を作り、施術箇所を沈静させ痛みを落ち着かせる必要があります。

感じ方は人それぞれ違うために、不安な場合には事前に相談することで麻酔を使ってもらえるケースもあります。

気になるのであれば事前のカウンセリング時に「麻酔を使えるかどうか」とたずねてみるとよいでしょう。

Q.レーザー治療後に気をつけるポイントはありますか?

施術後は、唇のバリア機能が低下しているため乾燥させないためにも軟膏やリップクリーム、保湿クリームをこまめに塗るようにしてください。

口紅やグロス類も刺激を与えることにつながるため、ダウンタイム中からしばらくはできるだけ避けるようにしましょう。

まとめ

唇のシミは目につきやすく目立つため、できるのなら除去したいと思う人は多いのではないでしょうか。

しかしセルフケアで目立たない状態にするのは難しいため、唇のシミを抑えたい方は医療レーザー治療がおすすめです。

唇への医療レーザーはダウンタイムが短く、1回程度の施術で効果を実感しやすいというメリットがあります。

まずはカウンセリングから、お気軽にご相談ください。

関連記事

back to top