食欲抑制剤とは?種類ごとの違いは?使用する際に覚えておきたい注意点や副作用

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食欲抑制剤とは?種類ごとの違いは?使用する際に覚えておきたい注意点や副作用

「痩せて、美しい姿になりたい」と強く願う人のため、現代ではさまざまな痩身サポートの形があります。

食欲抑制剤もそうした痩身治療の一種であり、体質改善とともに体重増加の根本的な原因となる「食べる」という行為そのものへアプローチします。

使用にあたっては注意点もありますので、今回ご紹介する内容をよく確認しておきましょう。

新宿美容外科クリニック 形成外科医 井上 淳

記事監修者
新宿美容外科クリニック 形成外科医

井上 淳

日本形成外科学会の形成外科専門医としてあらゆる形成美容外科領域での基礎をもとに、25年にわたって多くの美容外科、整形の症例を経験。外科医としての豊富な知識や技術力からスタッフの信頼も厚く、また落ち着きのある性格や優しい対応も人気のドクター。スタッフや患者さまからは、脂肪吸引の匠と呼ばれて、親しまれている。
 気軽に受けていただける処置から、高度で複雑な手術まで、患者様に満足していただける最も適した「理想のボディライン、理想のフェイスライン」の追求をしている。カウンセリングは、優しい、初めてでもいろいろと丁寧に教えてくれる、と定評があり、患者様一人ひとりの様々な悩みに正面から向き合っている。

経歴
1992年 千葉大学医学部卒業 
千葉大学形成外科入局
以後、千葉大学および昭和大学の
関連形成外科勤務
2006年 都内美容外科クリニック 院長就任
2007~2013年 都内美容外科クリニック 総院長就任
2014年 新宿美容外科クリニック
総院長就任

食欲抑制剤とは?

食欲抑制剤とは、日常の中で自然に湧いてくる食欲を抑えるための薬です。

食欲が湧いてくる「中枢」に働きかけることによって食欲を抑え、結果的に体重の減少を目指します。

ダイエットにおいて食事制限は定番の方法ですが、自分で制限しようとしてもうまくいかないこともあるでしょう。

食欲抑制剤なら食欲そのものが感じにくくなり、摂取カロリーが抑えられ、体重が落ちやすくなります。

「食べないようにしたいけれど、我慢できない」という方におすすめです。
 
ただし、カロリー摂取量が少なくなったからと言って、すぐさま体重がストンと落ちるわけではありません。

体重に変化がみられるまでには、ある程度の時間がかかることは理解しましょう。

もしも「すぐに痩せたい」と考えているのであれば、脂肪吸引などの方法が適しているかもしれません。

メスなどを入れる施術に抵抗がある人や、なるべく自然に痩せたい人には食欲抑制剤がおすすめです。

食欲抑制剤のしくみ

食欲抑制剤は種類によって詳細が異なるものの、多くの場合体内に取り入れることで中枢、摂取抑制に働きかけます。

消化吸収にも働きかけ、余分な吸収を避けてくれる薬もあります。

その上で消費エネルギーも促進する薬であれば、食べるために使用するカロリーが増え、より痩せやすくなるでしょう。

食欲抑制剤は多くの場合、2〜3ヶ月ほど続けて服用することで変化を感じやすくなります。

前述したように「食欲抑制剤を飲めば、その日のうちに成果が出る」など、すみやかに効果があるというわけではありません。

多くの人は飲みはじめてからだいたい1ヶ月ほどで、徐々に「体重が減ってきた」「太ももが細くなったように思う」など変化を感じやすくなるでしょう。

くりかえしますが、もちろん詳細は、食欲抑制剤の種類によっても違います。

消費エネルギーの促進や代謝の促進など、自分の目的に合わせて使ってみましょう。

食欲抑制剤の種類

食欲抑制剤には、いくつかの種類がありますので利用の際には自分の目的に合った食欲抑制剤を選びましょう。

食欲抑制剤の中でも「サノレックス」という食欲抑制剤は、厚生労働省の認可を受けています。

食事を減らしても高い満足感を得やすくなります。

安全性にこだわりたい人におすすめできるでしょう。

ただし、使用中は並行して、運動や食事制限も必要になりますのでダイエットのサポートに活用してください。

続いて「リデュース」という食欲抑制剤には、ジブトラミンという有効成分が配合されています。

セロトニンの働きをコントロールすることで食欲を抑え、代謝の促進をサポートしてくれます。

体脂肪の問題に悩み、体脂肪を効率的に減らしていきたい人におすすめです。

どちらの食欲抑制剤がいいかわからない、また食欲抑制剤の違いをより詳しく知りたい人は、クリニックで医師に相談してみましょう。

食欲抑制剤に副作用はある?

食欲抑制剤はスムーズに体重を落とすサポートをしてくれる一方で、使用の際には注意が必要です。

注意したいのは、次のような副作用です。

◆口内の渇き
◆吐き気
◆頭痛
◆便秘
◆動悸や息切れ
◆倦怠感

このように、体調に働きかける要素も少なくありません。

個人の判断で服用してしまうと、体調不良を引き起こしてしまう可能性があります。

自己判断はせず使用の際には必ずクリニックへ足を運び、医師の判断を受けましょう。

新宿美容外科クリニックでは、痩身につながる治療を行います。

投薬による治療はもちろん、ほかの方法も検討したい人へ向けた治療もご提案いたします。

脂肪吸引などの治療や、そのほか美しくなりたいと願う人のためのサポートを総合的に行います。

一人ひとりに合った方法で理想のスタイルを目指しますので、まずはカウンセリングからご相談ください。

まとめ

食欲抑制剤は、使用することで食欲を抑えたり、消化に必要なエネルギーを増やして代謝効率をあげたりする薬です。

自分で食事制限をするのは難しい、自信がないという人にとって、理想のスタイルを実現するきっかけになるでしょう。

食欲抑制剤には種類があり、人によっては副作用が出てしまいますので、必ずクリニックで医師のカウンセリングを受けてください。

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