歯科矯正は、いわゆる美容外科の治療とは異なります。
歯並びをきれいに整える治療なので、目元や鼻筋、顔の骨格が直接的に変化するようなことはありません。
ただ、歯科矯正で美人になったという話はよく耳にしますよね。
実は歯並びというのは、顔の美しさにも深く関係している要素であり、歯科矯正で歯並びを整えることは顔の印象まで大きく変える可能性も秘めているのです。
今回はそんな歯並びと顔の美しさの関係や美しい歯並びを手に入れるための歯科矯正治療について詳しく解説します。
| クリニック名 | 口コボやエラ張り改善が 得意な歯科矯正クリニック |
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この取材で解ったこと
●歯並びは人の革の美しさとして重要
●ワイヤー矯正と比べてマウスピース矯正が現在の主流
●矯正によってEラインや口コボや小顔効果が望める
歯並びが美しくなることで顔全体の印象が変わる
まずは皆さんが美しいと感じる人の顔を思い浮かべてみてください。
おそらく、多くの人は女優やモデルの方の笑顔を想像することでしょう。その時に見える歯並びの状態はどうなっていますか？笑った時にきれいな歯並びが見えると、それだけでも「美人」とか「健康的」、「清潔」といったイメージが湧いてきますよね。
逆に美しい顔立ちをしている人でも、笑った時に歯並びがガチャガチャであったり、出っ歯やすきっ歯が目立つようだったりすると、顔全体の印象も下がってしまいます。
歯科矯正で美人になる人の特徴とは？
歯並びが美しい人は、当然ですが歯と歯の重なりがありません。1歯1歯があるべき場所に生えていて、歯列全体で調和がとれています。
また、前歯と顔の正中（せいちゅう）がきちんとそろっている点も歯並びの美しさを際立たせているといえるでしょう。
さらには、横顔の美しさの指標である「E（エステティック）ライン」が理想的な位置にあると顔立ちにまでポジティブな影響を与えてくれます。
ちなみにEラインとは、鼻の先と顎の先を結んだ線で、口唇がそこより少しだけ内側に位置している状態が日本人の理想と言われています。気になる方は鏡でご自身の横顔を確認してみてください。
歯科矯正のメリット・デメリット
ひと言で歯科矯正治療と言っても、その種類はさまざまです。
最も標準的な矯正治療は「ワイヤー矯正」ですが、最近ではマウスピースを使った矯正法も人気を集めています。
それぞれの矯正法に異なる特徴やメリット・デメリットがあることから、ご自身にあった方法を選ぶ必要があります。
そのためには後段で解説する「矯正治療の種類と違い」を理解しなければなりません。
その上で「治療にかかる費用」「装置の見た目」「日常生活への影響」「痛みの強さ」「通院頻度」「適応範囲」といったポイントに着目して検討を進めていきましょう。
歯科矯正の種類と違い
ワイヤー矯正について
歯の表面にブラケットと金属製のワイヤーを装着する矯正法です。
見た目はあまり良くありませんが、幅広い症例に適応できる点がメリットといえます。比較的強い力で歯を動かすことから、矯正に伴う痛みもやや強いです。
歯並びの乱れが大きく、咬み合わせまできちんと改善したい人には、ワイヤー矯正がおすすめといえます。通院頻度は1ヵ月に1回程度です。
マウスピース矯正について
透明な樹脂製のマウスピースを使った矯正法です。
着脱式の装置であり、食事や歯磨きは普段通りに行えます。
軽度から中等度の歯並びであれば、ほとんどのケースに適応可能で、装置に伴う不快症状も少ないことから、歯科矯正治療を気軽に始めることができます。
通院頻度は、2ヵ月に1回程度です。
歯科矯正で美人になる理由
歯並びをきれいにする歯科矯正では、どのような美容効果が得られるのかも気になるところですよね。
口ゴボの解消で顔が小さくなる
歯並びは、顔の輪郭にも大きな影響を与えています。
例えば、口ゴボと呼ばれる症状は、前歯が前方に突出していることが主な原因であり、歯科矯正によって改善できます。
具体的には、前方に出ている前歯を後方へと下げることで、口元の突出感が軽減されます。
その結果、口元がすっきりすると同時に下顔面（かがんめん）のボリュームがなくなり、ある種の小顔効果が得られます。
咬み合わせの正常化でエラがすっきりする
悪い歯並び・咬み合わせでは、そしゃく能率が低下します。
上下の歯がそれぞれ異常な位置で接触することから、食べ物を効率よく噛めないのです。
そうすると噛む時の筋肉を過剰に使わなければならなくなるため、咬筋（こうきん）が発達します。
ですから、歯並びが悪くてエラが張っているという方は、改めてご自身の咬み合わせやそしゃく能率を確認してみましょう。ケースによっては歯科矯正治療でエラの張りが改善され、小顔効果がもたらされるかもしれません。
抜歯による小顔効果について
歯科矯正治療では、必要に応じて抜歯を行います。専門的には便宜抜歯（べんぎばっし）と呼ばれるもので、前から4～5番目の小臼歯（しょうきゅうし）を抜くのが一般的です。
歯をきれいに並べるためのスペースが十分に足りていないケースでは、小臼歯を上下左右で合計4本抜くことも珍しくありません。親知らずが矯正歯科治療の邪魔になる場合は、それらも併せて抜き取ります。
それだけ多くの歯を抜いたら、顔の輪郭も大きく変わりそうなものですよね。実際、患者さんからはそうした質問を受けることがよくあります。
確かに、患者さんのお顔やお口の状態、歯の生えている位置によっては顔の輪郭に変化が現れることもありますが、便宜抜歯に小顔効果を求めるのは良くありません。
歯科矯正治療の抜歯はあくまで歯をきれいに並べるためのスペースを確保することが目的であり、美容外科の治療とはまったく異なるものだからです。その点を理解した上で、歯科矯正治療を検討することが大切です。
ることができれば、笑顔に自信が持てるようになります。その結果、物事への積極性が増すことで、人生も豊かになっていくことでしょう。
歯科矯正のアフターケアも重要
歯科矯正治療は、歯を動かしたら終わりといわけではありません。
歯の後戻りを防止するための処置やアフターケアまでしっかり行って初めて成功といえます。
歯科矯正装置を外した後も定期的なメンテナンスが必要
矯正治療は、歯を動かす「動的治療（どうてきちりょう）」と歯をその位置で固定する「静的治療（せいてきちりょう）」の2つのプロセスに大きく分けられます。
動的治療について
動的治療は、マルチブラケット装置やマウスピース型矯正装置を使用する段階で、皆さんが思い描く歯列矯正そのものです。
静的治療について
静的治療は「保定（ほてい）」とも呼ばれる処置で、リテーナーという専用の器具を用いて進めていきます。
矯正装置を外した後の定期的なメンテナンスでは、リテーナーの製作や調整、歯の後戻りのチェックなどを実施します。
ちなみに、保定にかかる期間は、動的治療と同程度です。
例えば、歯を動かすのに1年かかった場合は、保定にも1年かかります。
つまり、矯正装置を外した後は、少なくとも1年間メンテナンスで通院することになるのです。その後も定期的にメンテナンスを受けることで、美しい歯並びをより維持しやすくなることでしょう。
歯科矯正で美人になった人が多いまとめ
美容への関心が高い方は、髪やお肌、メイク等に余念がないことかと思います。
メイクや肌ケアは毎日の努力で質を高めることができますが、歯並びは例外です。
歯並びは自力で改善することができないものであり、出っ歯や受け口、乱ぐい歯に悩まされている方は、昔も今も変わらず口元のコンプレックスとなっていることでしょう。
そして厄介なことに、歯並びは髪やお肌以上に見た目の印象を大きく左右します。笑った時に美しい歯並びがのぞくだけで、私たちは強く惹かれるものなのです。
このように、歯並びの良し悪しはその人の顔の印象まで大きく変え得る重要な要素となっています。
「歯科矯正で美人になった人が多い」という話も決して嘘や間違いではないのです。
実際、芸能人やタレントでも歯科矯正を受けた後により美しくなった人はたくさんいらっしゃいますよね。
それだけにお口やお顔の印象をより良くしたい、美容を極めたいという方には、歯科矯正治療が推奨されます。
矯正ではカウンセリングや検査・診断の段階で、どのような結果が得られるのかもある程度わかります。
矯正による顔立ちや顔の輪郭への効果を知りたい場合はまず歯医者さんに相談してみてください。
