ハイジニーナ脱毛とは？施術の流れや事前に確認すべき注意点

2022年01月06日

記事監修者
新宿美容外科クリニック　形成外科医

井上　淳

日本形成外科学会の形成外科専門医としてあらゆる形成美容外科領域での基礎をもとに、25年にわたって多くの美容外科、整形の症例を経験。外科医としての豊富な知識や技術力からスタッフの信頼も厚く、また落ち着きのある性格や優しい対応も人気のドクター。スタッフや患者さまからは、脂肪吸引の匠と呼ばれて、親しまれている。
気軽に受けていただける処置から、高度で複雑な手術まで、患者様に満足していただける最も適した「理想のボディライン、理想のフェイスライン」の追求をしている。カウンセリングは、優しい、初めてでもいろいろと丁寧に教えてくれる、と定評があり、患者様一人ひとりの様々な悩みに正面から向き合っている。

ハイジニーナ脱毛とは？

ハイジニーナ脱毛とは、デリケートゾーンに生えている毛を脱毛することです。

そう聞くと「VIO脱毛」とはどのように違うのか気になってしまいますよね。

VIO脱毛は、デリケートゾーンをそれぞれVライン・Iライン・Oラインと分類し、それぞれの部位の脱毛を行うことです。

VIO脱毛は必ずVIOのすべてを脱毛しなければならないわけではなく、もし「Vの部分は残したい」、「I部分だけ脱毛したい」というような好みにも応えられます。

それに対してハイジニーナは、基本的にVIOのすべてをきれいに脱毛することが目的となっています。

ハイジニーナは「衛生」という意味を持つ言葉が語源になっているとされ、デリケートゾーンをすべてきれいに、つるつるにするために利用する人が多いようです。

ただしクリニックによっては、ハイジニーナでも一部を残すなどの要望に応えてくれる場合があります。

ハイジニーナ脱毛のメリット

ハイジニーナ脱毛は、アンダーヘアをきれいすっきりなくすことができるからこそムレやかゆみ、においといったトラブルを軽減しやすくなります。

デリケートゾーンには濃い毛が密集しており、どうしても日々の生活の中で汗や皮脂汚れがたまりやすくなります。

そのままにしていると、知らずしらずのうちに不衛生な状態になってしまうでしょう。

ムレやかゆみ、においといったデリケートゾーンのトラブルを防ぐためにはアンダーヘアの処理がおすすめですが、自己処理しようとしても、正直面倒に感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

デリケートゾーンは目や手が届きにくく、強引に自己処理をしようとするとケガにつながってしまう可能性があります。

また、太く強い毛が多いためこまめにケアしていてもどんどん新しい毛が生えてくるでしょう。

そのたびお手入れをするのは大変ですし、カミソリを使った処理や間違った処理では炎症や色素沈着を引き起こす可能性もあります。

かといって放置を続けると、前述のようなムレなどのトラブルが起きたり、水着などを着用したときにはみ出してしまったりといった悩みにもつながってしまうでしょう。

ハイジニーナ脱毛をすれば、自己処理によるトラブルから解放されます。

ハイジニーナ脱毛の施術の流れ

ハイジニーナ脱毛の施術を受けるときには、事前のカウンセリングが必要となる場合があります。

そのためまずは、クリニックへ相談するようにしましょう。

必要があれば施術予定日より先にクリニックへ足を運び、ハイジニーナ脱毛の内容や費用を確認してください。

また施術日までには、あらかじめ自身でアンダーヘアをある程度処理しておく必要があります。

そのときカミソリは使わず、電気シェーバーを活用することでお肌へのストレスを抑えられます。

シェービング後にはお肌が刺激を受け乾燥しやすくなるため、保湿アイテムを活用してしっかりケアを行いましょう。

あわせて、施術にあたって刺激になりやすいことからアルコールや薬を飲むことを避け、日焼けも極力しないように気をつけてください。

これらの注意点を意識しないままでいると、ハイジニーナ脱毛をきっかけに炎症やかゆみ、赤みといった肌トラブルが起きてしまう可能性があります。

日焼けをしているお肌は、ハイジニーナ脱毛の施術中に光レーザーが反応してしまい、ダメージを受けることがあります。

脱毛による痛みの原因となりますから、十分注意しましょう。

施術日を迎えたら、あらためてクリニックへ足を運びその日の体調やお肌の状態をチェックします。

当日、体調に異変がある場合は施術ができない場合もあるので、その旨を正直にクリニックに伝えてください。

問題がなければ、クリニックの専門脱毛機器をデリケートゾーンにあてていきます。

施術後もお肌がデリケートな状態になっているので、かゆみや赤みといった肌トラブルがでないようにしっかり保湿しておきましょう。

ハイジニーナ脱毛をするときの注意点

ハイジニーナ脱毛は、生理中には施術できません。

そのため施術予定日を決めるときには、ご自身の周期を十分考慮してください。

万が一、予定とずれて生理がきてしまったときには、事前にクリニックへ報告して必ずスケジュールを変更しましょう。

生理前もデリケートになりやすい人は、お肌に負担を与えないためにも余裕のあるスケジュールにしておくとよいでしょう。

さらにハイジニーナ脱毛の施術を受けたあとは、お肌が非常にデリケートな状態になっています。

あらかじめクリニックから施術後の過ごし方にまつわる案内があると思いますが、必ず従ってください。

詳細はクリニックによっても違い、入浴は当日NGなケース、当日からOKなケース、ぬるめのシャワーであればOKといったケースがあります。

OKが出た場合でも、デリケートゾーンを洗うときにはできるだけ刺激を与えないよう注意してください。

施術前と同様、施術当日もアルコールや薬、汗をかく運動などは避けたほうがよいでしょう。

寝る前にはふたたびしっかり保湿をして、デリケートな状態になったお肌をよく労りましょう。

万が一、ハイジニーナ脱毛のあとに異変があったときにはクリニックへ相談してください。

なにより、信頼できるクリニックを選ぶことが肝心です。

クリニックへの事前相談を行い、不安な点は意識的に質問してクリニックとの相性を見極めるとよいでしょう。

まとめ

ハイジニーナ脱毛は、デリケートゾーンの毛にお悩みの人に寄り添ってくれる脱毛方法です。

デリケートゾーンの脱毛はムレやにおいのトラブルを改善してくれたり、自己処理のストレスをなくしてくれるでしょう。

強い毛の多い部位ですから、信頼できるクリニックを見極めて相談してください。