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医療脱毛の前には自己処理が必要!NGなやり方とは?

2022年03月05日

脱毛施術を行うにあたっては「自己処理をまったくしなくてよくなる」というイメージを抱いている人もいるのではないでしょうか? 実際、脱毛の回数を重ねて毛が目立たなくなってからは、従来のペースで自己処理を行う必要はありません。 しかし、そもそも脱毛施術を行う前には必ず自己処理を行わなければいけませんので、そのときの注意点を解説していきましょう。 医療脱毛を詳しく知る >

記事監修者
新宿美容外科クリニック 形成外科医

井上 淳

日本形成外科学会の形成外科専門医としてあらゆる形成美容外科領域での基礎をもとに、25年にわたって多くの美容外科、整形の症例を経験。外科医としての豊富な知識や技術力からスタッフの信頼も厚く、また落ち着きのある性格や優しい対応も人気のドクター。スタッフや患者さまからは、脂肪吸引の匠と呼ばれて、親しまれている。
気軽に受けていただける処置から、高度で複雑な手術まで、患者様に満足していただける最も適した「理想のボディライン、理想のフェイスライン」の追求をしている。カウンセリングは、優しい、初めてでもいろいろと丁寧に教えてくれる、と定評があり、患者様一人ひとりの様々な悩みに正面から向き合っている。

なぜ脱毛前に自己処理が必要?

脱毛施術の前には、多くのクリニックやサロンが家庭での自己処理をお願いしています。

「自己処理を忘れた」となると場合によっては、施術に移れなかったり、シェービング料金として別途料金が発生したりするかもしれません。

「これから脱毛するのに、どうして自己処理が必要なの?」と思うかもしれませんが、これには効果のあり方が関係しています。

医療脱毛の機器は、お肌の黒い部分を「毛」と判断し、働きかけます。

そのとき、お肌がメラニン色素で焼けていたり、ムダ毛の黒さが目立つ状態だったりすると、医療機器が過剰に反応してしまいます。

毛が濃い状態だと、医療機器が強く反応しすぎてやけどを起こすきっかけにもなりかねません。

自己処理をしておかなければ、むやみにお肌を傷つけるだけになるので出力を上げることができません。

結果、せっかくの医療脱毛でも十分なアプローチできず、高い効果を得られなくなってしまいます。

施術前はきれいなお肌でも、脱毛機器をあてたことで乾燥や肌荒れを招くきっかけになってしまいます。

安全性を重視するか、やけどなどのリスクを避けて効果を重視するかといった極端な二択にもなってしまうため、自己処理が必要なのです。

医療脱毛前の自己処理のやり方

自己処理は、脱毛をする前日までに行っておきましょう。

そのとき、電動シェーバーを使うことをおすすめします。

カミソリや毛抜きは、お肌を傷つけてしまう可能性があるため使用しないようにしましょう。

自己処理の際には、まずは毛の流れに沿ってシェーバーを滑らせていきます。

関節の部分のように、でこぼこして処理がしにくい部分についてはうまくシェーバーを動かしながら、ゆっくりと処理してください。

どうしても手の届きにくいところもあると思いますが、そうした部分は鏡を見ながら行います。

家族に頼めるのであれば、背中など手の届かないところはお願いするほうが安全です。

クリニックによっては脱毛前にシェービングをお願いできることもありますので、相談してみるのもいいかもしれません。

注意が必要なVIOの自己処理はどうやる?

VIOは、特にシェービングがしづらく苦戦してしまう部分ではないでしょうか。

デリケートゾーンの総称であるVIOですが、部分によって最適な自己処理方法も変わります。

例えばVライン部分は、長い毛も多いことからまずはハサミでボリュームを落としましょう。

その後、残っている部分にシェーバーを当てていきます。

IラインやOラインは、特に見えにくく、処理のしにくい部分です。

その際は鏡を使って、よく確認をしながら処理していきましょう。

手が届かないのに無理に処理しようとすると、怪我にもつながりかねません。

こちらも完璧に処理しようとせず、クリニックに相談するのも大切です。

自己処理を行うときに覚えておきたい注意点

自己処理をするにあたって、脱毛用のクリームやワックスを利用している人もいるのではないでしょうか。

個人的に使用する分には構わないのですが、これから医療脱毛を行うのであれば、こうした脱毛アイテムは使わないようにしてください。

というのも、こうしたアイテムには毛を溶かす成分が含まれている場合があります。

体質によってはお肌に負担がかかってしまい、その後脱毛機器をあてるときにダメージにつながりかねせん。

お肌の負担を避けるために、脱毛施術を行うときには使用を控えてください。

カミソリについても、同様の理由で使用を控えましょう。

カミソリは、使用時にお肌の表面にある必要な角質を取りすぎてしまう可能性があります。

そのためシェーバーを使って、安全に自己処理するようにしてください。

さらに自己処理は、できるだけ明るいところで行うのも大切です。

暗いところで処理をすると、よく見えないために怪我につながりやすいほか、「明るいところで見ると思ったよりも剃れていない」という状態になりかねません。

特に薄い毛や産毛は残りやすいため、明るいところでしっかり確認しながら処理していきましょう。

まとめ

脱毛施術を行えば「自己処理のわずらわしさから解放されるだろう」と思うかもしれません。

しかし実際は、脱毛施術のための自己処理をしっかり行う必要があります。

もちろん、施術を重ねていく中で次第に不要になっていきますが、はじめのうちはシェーバーによる丁寧な自己処理を徹底しましょう。

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